途上国の多くに「孤児」とか「物乞い」と呼ばれる子供達がいるように、セネガルにも「タリベ」と呼ばれる子供達がいます。
やっぱり大人のしわ寄せを受けるのはいつも子供で。
私は日々、セネガルで家族の温かさを感じているだけに、本当にツライ現実。
タリベにすごく興味があって、セネガル人にもよく質問するんやけど、今までで分かったことを報告します。
『タリベ』とは一般に、親が子供をマラブーと呼ばれるイスラムの宗教指導者(日本でいうお坊さんみたいな)に預けて修行させるんだと。
女の子はお手伝いさんになることが多いから、タリベは男の子のみ。
マラブーが子供達の身の回りの面倒を見て、コーランを勉強させる代わりに、日中は町で道行く人々に食べ物やお金をもらい、それをマラブーに捧げるんだと。
・・・っていうのは表向きの説明。
子供達が『タリベ』になるにはたくさんの理由があるようで。
親が面倒を見られず捨てられた子、結婚する前に出来てしまった子、離婚した後に捨てられる子、など。
はい、全部大人のエゴですが。これがセネガルの現実。
マラブーに・・・っていうのも、どうやら誤解があるようで。
実際はお金の為に子供を出して、何も持って来られない子供に暴力を振るうんだと。コーランの勉強も実際にしてるのかは分かりません。
考えれば考えるほど悲しくなりますが、だからと言ってタリベにお金をあげれば解決される問題でもない。
タリベはだいたい13~14歳までで、大人になると犯罪に走ったり、家具作る仕事をしたり、マルシェで働いたり、バスでお金を徴収する仕事(車掌さんみたいな)をしたり。
情報源はセネガル人とのおしゃべりなので、間違っていたらごめんなさい。^^;
そういえば、この間タリベの家を見て来ました。
小さい家に100人ぐらいのちびっこモンスターが住む家。
カオス過ぎて写真は撮れなかったけど、みんな楽しそうに遊んでたから、そんなところを見ると安心してしまう。
もっと仲良くなってタリベのこと、知りたいなー・・・
これは水汲みをする子供。
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